TA大好き♯25 エゴグラム大好き第10弾
「君もEGOGRAMERになろう⑨」
今回からは、TA学校教育心の開発研究所で開発した子ども用EGOGRAMをカード化した「TYPE-SHE60 (10~14歳用)」の紹介をします。
御存じない方もいると思いますので、簡単にこの子ども用EGOGRAMの特徴を説明しておきましょう。大人用が5自我状態10問ずつ計50問、1ステージで構成されているのに対し、子ども用は学校ステージと家庭ステージの2ステージになっています。そして、学校ステージに5自我状態6問ずつ計30問、家庭ステージも5自我状態6問ずつ計30問が用意され、学校での自分と、家庭での自分を分けて理解することができるようになっています。
これが、何を意味しているか?お分かりだと思いますが、あえて、家庭での子どもと、学校での子どもの行動パターンが違うことを教えてくれます。「うちの子に限って」と言い切る親のために作られたのでしょうか。
家庭での「この子」からは想像もつかないような「この子」が学校生活の中にいます。先生は学校での「この子」は知っているが、家庭での「この子」のことを知らない。そこで家庭訪問をする。親は家庭での「この子」のことは知っているが、学校での「この子」のことは知らない。そこで父兄参観に出かけて行く。「EGOGRAMは、いつでもどこでも同じ結果」ではありません。
本来、この「TA-CARDS」は、この子どもたちの本当の姿を、子どもとご両親と、そして周囲の人たちも理解するために、「大人用」よりも早くに開発しました。カードの主人公には「エゴ君」「グラムちゃん」と命名しました。さあ、それでは、皆さんもご自身の子どものことをあらためて理解するためにも、次号から目が離せませんよ。 (大山毅)