NPO法人日本交流分析協会静岡支部は、交流分析(TA)の普及を通じて地域社会に貢献する団体です。

TA大好き♯18 エゴグラム大好き第3弾

コラム admin 2015-08-17

DSC07620_150817「君もEGOGRAMERになろう②」

 さて、今回は「TA-CARDSとは何ぞや?」からお話しさせて頂きます。「TA-CARDS」とは、「JONE.M.DUSAY」によって開発された「EGOGRAM」を、より日常的に、かつ誰にでも利用できるように改造したTOOLです。さしずめ、TAを学ぶ方々にとっては、「占い師のTAROT-CARD」のようであり、遊具の「トランプ」や「かるた」のようなものです。「TA-CARDS」は「TA-TOOL BOX」に常備された道具の1つです。

 「EGOGRAM」はTA1級テキストに、「5つの自我状態のどの機能がどれくらい日常行動に表れるか、観察(直感)、もしくは質問でグラフに描いてみるもの」と説明しています。

 「自分を知るための有力な手掛かりになる」のですが、日本では『質問紙』による検査が一般的です。そのため、「JONE.M.DUSAY」の意図した「観察を伴わないEGOGRAM」が一般化しています。また、多くの研究者が、実に多くのモデルを生み出し、混乱しています。

 私が、この「TA-CARDS」を思いついたのは、発案者である「JONE.M.DUSAY」のオリジナルアイデアに従い、検査者が被検査者を観察しながら、より簡単な方法で、分かりやすい視覚的効果を目指しました。いつでも、どこでも使える機動性も加味しました。

 元は、私が「放課後子ども教室」の児童たちの「その時の心の状態」を知るために、どこまで対象を低年齢化できるか検討した結果の産物です。要は、「文」で理解できない年齢の児童に、「絵」で質問することを思いつきました。実は、「文」を読むのが億劫になった高齢者にも効果を発揮しました。

 次回から、協会の基本モデルとして「ワークシート」に記載された「桂式」を利用して、説明させてもらいます。    (大山毅)

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